クリニックからのお知らせ

■くすりを正しく使うために
私たちは日々の生活の中で、あるいは病医院で、病気やケガの病状に合わせて
当然のように「くすり」を使っています。では、くすりに対する理解をより深め、
正しく使用していただくための知識と情報をまとめてみます。

Q:自分用のくすりをほかの人にのませてもいいか?

病院でもらうくすりは、患者さんを検査し、診断をしたうえで、
それぞれの症状、体質、体力、年齢を考慮して処方されていますので、
だれにでも合うというものではありません。
自分に合ったからといって、ほかの人にも合うという保証はありません。

奥さんが病院でもらったかぜ薬をご主人が飲んだら、急に具合が悪く
なってしまったという話が実際にあります。あとで調べてみたら、
ご主人には薬物アレルギーがあったのです。こうした例からもわかるように、
くすりは、それを使う人の体質や体調によって、ときには毒になってしまうことがあります。
したがって、自分のくすりをほかの人にあげることも、反対に他人のくすりをもらうことも、
絶対にしてはいけません。ちなみに人間が使っている整腸薬や下痢止め薬、
かぜ薬などをペットの犬や猫にのませることも絶対にやってはいけません。


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