クリニックからのお知らせ

■★スマホ原因の首こり★ ?
急速にスマホ利用者が広がる一方で、スマホが原因と考えられる肩こりも増えている。
従来の肩こりは、肩から背中にかけて広がる僧帽筋のこわばりが原因だといわれる。
つまり首の後ろの問題だった。一方スマホを見続けたときにこわばるのは、
首の横から前にかけたところにある前斜角筋と小胸筋だ。この筋肉を長時間使用すると、
硬く固まったままになる。つまり肩こりというより首こり。首の鎖骨の上あたりを押してみて
痛みを感じたら前斜角筋に負担がかかっている。また自分の肩を見下ろして、スマホをよく持つ
腕の肩が前に出ていたら、小胸筋が収縮している表れだという。僧帽筋が収縮した場合、
肩を大きく回すことで、僧帽筋の血流をよくし、肩こりを解消することができる。
しかし首こりの場合は、対処法が異なる。前斜角筋が収縮している場合は、こめかみに手を当て
首を真横に倒すようにする。これで収縮した前斜角筋を伸ばせる。
一方、小胸筋を伸ばすには、肩が前に出ないように反対側の手で押さえ、腕を前後に降る。
こうした筋肉に負担がかかる場合は、スマホをみるとき、自分でも気がつかないまま、
不自然な姿勢を長時間続けていることにある。スマホを目の高さで見るのと、おへその前に
置いて見下ろして見るのとでは感じる負担は大きく違う。ここまで極端ではなくても、
首に負担をかける姿勢でスマホを見続けている人は多い。見下ろした姿勢でスマホを使い続けると
つらくなるのは、頭の重さが首に負担をかけているからだ。短時間なら問題なくても長時間続けることで
負担も大きくなる。スマホを見るときは、背筋を伸ばし、体の重心の上に置くように意識する。
こうすることで首にかかる重さを軽減できる。できるだけ高い位置でスマホをみることを勧める。
上に画面がついていた従来型の携帯電話に比べ、スマホは低い位置でみることが多いが、
できれば目の高さが望ましい。長時間見続けないことも重要だ。
同じ姿勢を10分間続けていると筋肉の血行が悪くなり酸素濃度が低下してくる。
これは筋肉を動かすことで回復できるので、同じ姿勢をとり続けないことが重要になる。
少しの時間でも上手に使えば、姿勢を変えられる。
Topページに戻る