クリニックからのお知らせ

■★自律神経の乱れ★ ?
季節の変わり目は何かと体調を崩しやすい時期です。
体がだるくなったり、集中力が片利することもあります。どこか特定の場所ではなく、
体のさまざまな部分が代わる代わる不調になる。そんな状態が長く続くのは、
自律神経失調症かもしれません。自律神経は人間の体にはりめぐらされている神経の一つ。
厚いときに汗が出たり、食べ物を胃や腸で消化したりするのは自律神経の働きだ。
手を動かしたり、目を閉じたりする神経ととは違い、自分の意思で動かすことができない。
自律神経は、交感神経と副交感神経がある。交感神経は体が緊張したり集中力を高めていたりするとき、
副交感神経は睡眠中や食事中などリラックスしているときに、それぞれ活発になる。
この相反する二つの神経が臓器の働きをコントロールしている。どちらか一方が強すぎる状態が長く続くと
自律神経のバランスが崩れて、体調の変化として表れる。急に汗が出たり、息苦しくなったり、
めまいがしたり、など。自律神経の不調は、さまざまな病気と関わりが深い。過敏性大腸症候群、
気管支ぜんそく、起立性調節障害、片頭痛などがそうだ。女性の更年期障害でも似た症状がある。
まず、具体的な病気が本当にはまらないかを検査で調べる必要があります。
精神科では、甲状腺の機能やホルモン分泌の検査などで、疑われる病気があるかどうかを調べて、
該当するものがないときに、自律神経失調症かもしれないと判断します。
体のどこを検査をしても原因がわからない「不定愁訴」と呼ばれる状態のときに、
自律神経失調症という診断名がつけられることが多い。ただ、本来の病気が隠れていることもある。
とくに気をつけなければいけないのは、症状が長期化する場合だ。自律神経のバランスが乱れた状態が、
2,3ヵ月続くのは、精神疾患では不安障害、統合失調症、うつ病などの病気が原因となっている
恐れがあるからだ。
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