クリニックからのお知らせ

■★コーヒーの体に対する作用★ ?
1日3杯以上飲む人のがんの発症リスクは1杯未満の人に比べ約40%下がった。コーヒーには眠気を
抑える作用のあるカフェインや、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」など
数百種類の化合物が含まれている。未知の成分も多い。カフェインは細胞の保護する割合が
最近注目されており、クロロゲン酸とともに正常な細胞のがん化を抑える働きがある
と考えられている。クロロゲン酸は血糖値の上昇を抑える効果でも注目を集める。1日7杯以上飲む人の
糖尿病発症リスクは、2杯以上の人に比べて半分。最近クロロゲン酸の機能が一躍脚光を浴びた。
対象にしたコーヒーは薄めなので7杯は日本では4杯に相当するという。クロロゲン酸が
作用する詳しい仕組みは世界で解明中だ。UCC上島珈琲も、糖質を分解する酵素の働きを抑制して
血液に含まれるブドウ糖の濃度上昇を抑えているのではないかとみて研究を続けている。
一方、動脈硬化や血栓、脳卒中など循環器系の病気の関係はまだ評価が定まっていない。
海外でもコーヒーを飲む人の脳卒中が飲まない人と比べ低いとする調査結果はないとする結果がある。
逆に飲み過ぎる場合の問題はないのだろうか。よく指摘されるのが神経興奮作用のあるカフェインの
摂取だ。個人差はあるが、1日0.5〜1?を超えると心臓や血管の負担を高める恐れがある。
妊婦が大量に飲むと流産の危険が高まるという調査もある。コーヒーの種類にもよるが
カフェインはコーヒー1杯当たり平均0.1?あり、5〜10杯までが目安となりそうだ。
また成分は突き止められていないが、胃酸の分泌を促す効果もある。胃酸過多を薬を服用している人は、
コーヒーを避けた方がよい。コーヒーの香りには鎮痛効果もある。薬になると期待を込めて飲むのではなく
幸せないっぱいを楽しんでほしい。
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