クリニックからのお知らせ

■★コーヒーの体に対する作用★ ?
コーヒーを飲むことは健康に良いのか悪いのか、様々な成分とその作用の研究が進み、
良い影響を及ぼす点が少しずつ明らかになってきた。効用を当てにして飲みたくはないが、
一部のがんや糖尿病に対する予防効果は、ほぼ定まってきたようだ。他の病気との
関連についても調査が進んでいる。1980年代までは、コーヒーは体に悪いという
視点に立った報告が多かった。90年代以降、より精度を高めた検証が進み、
見方ががらりとかわったという。エチオピア原産のコーヒーは、古くはイスラム教の
聖職者が「秘薬」として利用し、400年ほど前から広く飲まれるようになった。
長く飲まれてきたからには、それなりの機能があるはず、それがやっと科学的に明らかに
され始めた。代表はがんの発症を抑制する効果だ。全てのがんではないが、肝臓がんや
大腸がん、頭頸部がんなどでは、毎日コーヒーを飲む人の方がコーヒーを全く飲まない人に比べ
がんになりにくい傾向がはっきりしてきた。肝臓がんの調査では、毎日1〜2杯飲む人の
発症リスクは全く飲まない人の2分の1に、毎日5杯以上飲む人は4分の1に低下した。
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