クリニックからのお知らせ
■主な不整脈の種類とその対応策
【上室性外収縮】
(A)どんな病気 = 脈が一定のリズムを刻まずに、そのタイミングがずれる状態のこと
(B)どんな人に多い = 健康な人の9割以上で起こる
(C)治療が必要? = 胸部X線検査、血圧、血糖などが正常なら治療しなくてよい
【心室性外収縮】
(A)どんな病気 = 脈が一定のリズムを刻まずに、そのタイミングがずれる状態のこと
(B)どんな人に多い = 健康な人の5割近くに起こる
(C)治療が必要? = 胸部X線検査が正常で、12誘導心電図で心室期外収縮以外の異常がなければ治療しなくてよい
【心房細動】
(A)どんな病気 = 心房が小刻みに震えてしまい、心房が正常に収縮や拡張ができなくなる状態のこと(B)どんな人に多い = 加齢とともに増加。全人口の1%に起こる
(C)治療が必要? = 心不全、高血圧、糖尿病、75歳以上、脳梗塞などの既往があれば、治療する。
女性の場合、バセドウ病がみつかるケースがあり、その場合は甲状腺の治療を行う
【洞徐脈】
(A)どんな病気 = 心拍数が、40回/分以下と遅い状態のこと
(B)どんな人に多い = 若い人に多い
(C)治療が必要? = 24時間心電図検査をし、再度洞徐脈が表れるようならめまいなどに注意。
甲状腺機能低下症状がみつかることも。失神、めまいなどの症状がある場合には、専門医を受診する。