クリニックからのお知らせ

■★ぎっくり腰★
ぎっくり腰になった時は、まず安静と固定が大事。でも寝たまま安静にしているのではなく、
痛みに応じて動いてほしい。腰の固定はコルセットや幅広のベルトを使い、ズボンのベルトより
指3本分下に巻くようにする。痛みがひどい時は、鎮痛作用のある市販の湿布をはる。
動いても悪化しないのかが気になるところだ。安静にしていた方が、翌年に再発する危険が3倍以上
という結果が出た。安静にしすぎると回復が遅れたり、再発したりする危険がある。無理しない範囲で。
普段の生活をこころがけて。ただ、足に痛みやしびれがある場合や安静にしていても痛みが楽に
ならない時は、病院で受診したほうがいい。忙しい合間に職場でもできる腰痛予防の体操をやりましょう。
まず反る体操。座っている時間が長かったり、前かがみの作業を続けたりした時は、丸まった腰を
反らせるようにする。逆に、立ちっぱなしや歩いた時間が長かった時は、反りすぎた腰を元に戻すように丸める。
仕事中にこれだけ体操をやってみる。また息を吐きながら、ゆっくりと動かすとストレッチ効果もあり、
同じ姿勢を続けることで腰の周りの筋肉がほぐれてくる。腰痛にならないためには、普段から腰に負担が少ない
姿勢を心がけりることも大切だ。たとえば、重い荷物を持つとき、つい膝を伸ばして腰を丸めたまま
持ち上げてしまうが、ひざを曲げて少し胸を張ると、腰にかかる負担が軽くなる。重量挙げの選手をイメージ
するとわかりやすい。朝、顔を洗おうと前かがみになる時にも、ひざを少し曲げるだけで腰の負担は軽くなる。
正しい姿勢を覚えておけば、もうあの激痛を繰り返さずにすむかもしれない。働く世代の腰痛の対策として、
単に患部だけ診るのではなく、心理的な原因を探ることも最近、重要視されるようになってきた。
同じ作業をするのにも、ストレスを抱えている人の方が、腰に負担がかかると言われている。
睡眠時間を確保して疲れやストレスをためないことも、腰痛予防の一つ。
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