クリニックからのお知らせ

■平熱が低い現代人
最近は平熱の低い人が女性だけでなく男性、しかも若い人にまで増えている。
平熱は36.5度から36.9度だったが、最近は35度前半の人が増えた。
私たちは、電化による住環境や交通手段の進歩の結果、楽に生きることができるようになり、
基礎代謝は低下、仕事量も減少して、多くのエネルギーを使わなくなった。
さらに朝食抜きや夕食のドカ食い、過度のダイエット、体温を下げる野菜や果実のとりすぎ
入浴なしのシャワーだけの生活、体を締め付ける下着や洋服、運動不足による新陳代謝の低下、
過度のストレスや自律神経の乱れ、便秘などが、体温を低下させている。
平熱が低いということは、血行が悪い、免疫力が低い、アレルギーが出やすい、
生活習慣病やがんにかかりやすい、太りやすいといった様々な弊害の要因となる。
ちなみに、体温が1度上がると免疫力は5倍以上上がり、生命力を維持するのに必要な
酸素活動が活発化し、感染症など病気を防御する。

低体温と冷え症は異なる。冷え症は手足の抹消血管が収縮し、
熱を逃がさないようにするが、低体温はそもそも体内に熱エネルギーが作れない状態だ。

低体温を防ぐには、

?体温を上げる食材の食事を心がける。
ショウガ、ニンニク、ミョウガ、山芋、ネギやカボチャなどを朝食から食べるようにする

?栄養バランスに一層気をつける。糖質や脂質過剰に気をつけて、
ミネラルを接種する

?低体温では、糖質からのエネルギー生産が進まない。
エネルギー効率を高めるためにビタミンB1、B2,鉄や亜鉛、セレンなどのミネラルを十分接種する。

?体温の7割は筋肉で作られているので、筋トレによって筋肉を増強する

?ストレスや不規則の生活は自律神経失調の原因。
メリハリの利いた生活、ちょっとした時間にもウォーキングなどの運動をする

といった対応が有効だろう。

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