クリニックからのお知らせ

■★高血圧についての知識★ ?
血圧とは血液が血管の壁にかける圧力のこと。血圧計で測ると二つの数字が出てきますが、
上の数字は心臓が縮んで血管に圧力がかかった時、下は心臓がふくらんだ時の圧力を示しています
圧力が高すぎて血管がダメージを受けると様々な病気の原因となります。
血圧が関与する病気の代表格が、脳の血管が高い圧力に耐えられず、破れてしまう「脳出血」
もう一つは、高い圧力に耐えられるように血管の壁が厚く、硬くなってしまう「動脈硬化」です。
高い血圧で血管の壁が傷つくと、内部に油分のコレステロールが入り込み、通り道は
さらに狭くなります。狭いので血圧がさらに上がるという悪循環が起きます。
血液が流れにくくなったり、詰まったりして起きる病気が「脳梗塞」や「心筋梗塞」。
腎臓の血管がかたくなって、おしっこを作り出す機能が落ちる「腎硬化症」という病気もあります。
血圧が高くなるにつれて、危険性も高まります。たとえば脳出血と脳梗塞をあわせた
「脳卒中」でみると、上と下の血圧がそれぞれ120と80を下回る60歳以上の人の年間発症率は0.73%
一方で、上が180以上、あるいは下が110以上ある人だと発症率が6.17%となり、9倍近くに高まります。
日本高血圧学会のガイドラインでは、上の血圧が140以上か、下の血圧が90以上の人、または血圧を
下げる薬を飲んでいる人が、「高血圧」とされます。ガイドラインによると、日本人の高血圧患者は
4千万人といわれています。肥満や飲酒も影響しますが、日本人の場合は食べ物の塩分が大きな原因。
塩分をとりすぎると、血液に含まれる塩の濃度が濃くなります。これを薄めるために水分を
取り込むことで血液の量が増えて、血管がパンパンになるわけです。日本人は塩分を1日11〜12?
とっていますが、ガイドラインではこれを6?まで減らすことをすすめています。
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