クリニックからのお知らせ

■★膵臓がん血液で早期発見★
発見が難しく毎年3万人が亡くなる膵臓がんを血液検査で早期のうちに見つける方法を国立がん研究センターなどが開発した。血液中の特定のたんぱく質が減少しているかどうかを調べ、早期でも9割以上の精度で発見できるという。膵臓がんになる人は毎年約3万人。自覚症状が無い上に胃などの後ろにあるため検査が難しく、見つかったときには手遅れになることが大半だ。5年生存率は13%と低く、年約2万9千人が亡くなり、がん死亡で5番目に多い。この方法では早期の膵臓がんでも92%の精度で発見できた。人間ドックなどでは、膵臓がん患者増える抗体を血液検査で調べる腫瘍マーカー検査が行われているが、がんがある程度大きくならないとわからない。研究チームが新しい検査法と既存の腫瘍マーカー2種類を併せて実施すると、精度は99%以上になった。検査試薬などのセットは、今年度中に完成する予定。膵臓がんでも早く見つければ5年生存率が6〜7割と高くなる。血液検査で早くみつける意味は大きい。数年以内に各地の病院で実施できるようになるだろう。

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