クリニックからのお知らせ

■★血圧★ ?
家庭と医療機関では測定値に差が生じる場合がある。病院を訪れた際、緊張によって高く出る
「白衣高血圧」がある一方、病院では正常値でも家庭で高い「仮面高血圧」もある。
「仮面高血圧」は見落としがちで特に注意がいる。家庭できちんと測ってほしい。
2014年に改定する高血圧のガイドラインでは、家庭血圧を優先して診断と治療をするようになるだろう。
疫学調査の結果、病院で測る血圧では分からないのに、家庭血圧をもとにすると病気のリスクを
把握できるのが分かってきたからだ。最近の成果では家庭血圧をもとに軽中程度の高血圧患者に
投薬治療をした場合の効果も見えてきた。上を130まで下げると心臓病や脳卒中などのリスクが
1000人に8〜15人から約2人まで下がったという。血圧の変動や心拍数も病気と関係するかもしれない。
血圧は生活習慣病との関係が深い。禁煙、肥満の解消、飲酒や塩分の摂取を控えることなどで下がる。
数値に一喜一憂せずに生活習慣病の改善を心がけよう。
Topページに戻る