クリニックからのお知らせ

■★パソコン・スマホで腱鞘炎に注意★ ?
大切なことは手や指のトラブルに早く気づくこと。早期であれば、手を休めたり、腱や腱蛸に負担のかからない
動作を心がけたりすれば自然と治る。パソコンでは、前かがみでひじを深く曲げたり手首より先を上に
持ち上げるようにしてキーボーど打ったり、反動をつけて強くキーをたたいたりすると腱鞘炎になりやすい。
背筋を伸ばしてゆったりひじを伸ばした状態でキーをうつといい。また、ゴルフをやる人にも腱鞘炎が多い。
原因は細いグリップを力いっぱい握りしめること。太めのグリップに変えるようアドバイスすると症状が
軽減することもあるという。このほか握りやすい道具を選び、作業台の高さを調節するなど、日常生活にも手や
指の負担を減らすヒントはありそうだ。それでも症状を悪化させてしまったら早めに整形外科へ。
軽症では炎症を鎮める塗り薬、貼り薬が進歩しているほか、かなり症状が進んだ場合でもトリアムシノロンという
ステロイドを局所に注入する治療で回復できるようになった。薬物治療に並行して、休憩時や夜間に手や指の
関節を固定する「スプリント」と呼ぶ装具を装着し、炎症の回復を早める治療も有効だ。ステロイド治療で
効果が得られにくい人、受乳中の人などステロイドを使えない人の場合は、手術で治療する方法もある。
腱鞘の一部を切除し、腱の動きを改善する手術治療が普及している。有効性が高く、術後の再発も少ない治療法
なので、あまり心配せずに手の病気に詳しい整形外科医に相談してほしい。
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