クリニックからのお知らせ

■★ご飯の栄養学★ ?
ご飯などの炭水化物を控える人が増えたきっかけは、1980年代に食品のGI値の
考え方が提唱されたことだ。食後の血糖値上昇の度合いを数値化したもので、値が高いほど食後の
血糖値があがりやすく、肥満などをもたらしやすいと考えられた。ご飯麺類など炭水化物中心の食品は
GI値の高いグループに入ったため、これらを控えることがダイエットに向いていると考える人が増えた
それに対して、ごはんはゆっくり食べれば血糖値の上昇を穏やかにしやすい食品だと考える専門もいる
意識してしっかりかむことで、自然とゆっくり食べることになり、実質的なGI値を下げてくれる。
しかも、かむ刺激によって少量でも食事の満足度をアップしてくれるというメリットもある。
また、コメに含まれるでんぷんのうちアミノロースが多いと難消化になり、血糖値の上昇を穏やかにする
という。最近では、ご飯を冷ますとアミノロースの構造が変化し、より消化が穏やかになるという
研究報告もある。1食500??前後、塩分も3??前後という献立作りにごはんはかかせない。
実際タニタの社員食堂「では、一ヶ月に数回の麺類の日以外は、白米、胚芽米、玄米のいずれかが
提唱されている。しっかりかんで食べられるご飯は、麺などと比較して量を調節しても満足感が
得られるという。ご飯は、和・洋・中華のどのおかずにもうあう上、それ自体に脂質はほとんどなく、
塩分を含まないため食事全体のバランスを取りやすい。一方、パンはそれ自体に塩分を多く含む上、
脂質の多いおかずが欲しくなるという。パスタもおいしく食べるには、ソースに一定の塩分や脂質が
必要になるので1種類限定だ。また糖質のかたまりと考えられがちなご飯だが栄養面でのメリットもある。
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