クリニックからのお知らせ

■★家庭での血圧測定★
血圧には病院やクリニックなどで測る「診療室血圧」と自宅で測る「家庭血圧」があり、病院などでは
緊張から数値が高めになるとされている。家庭血圧はリラックスした状態で測定でき安定しているので
朝と晩など1日に数回測定することで血圧変動の傾向をつかめる。高血圧学会では、高血圧と
診断されているかどうかにかかわらず、健康つくりのために家庭血圧測定する習慣を勧めている。
市販の血圧計は大きく分けて上腕で測定する機種と手首で測る機種があり、日本高血圧学会は、
より正確な測定が必要な人には上腕タイプを推奨している。基本は毎日同じ時間に同じ条件で
測定すること。毎朝起床後、朝食前に計るのが最適だ。自分の血圧水準や、その変化を
認識することが大切だ。最高血圧135mmHg以上、最低血圧85mmHg以上が続いたら医療機関などで
診察を受けるのがよい。血圧や脈拍は体の不調を示す鋭敏なサイン。血圧がいつもより
高いのに気がついた後、風邪で高熱を出したり、疲労で寝込んだりすることはよくある。
実際に毎日血圧を測ると、塩辛いものをたくさん食べたり、運動不足が続いたりした時に、
血圧が上がるのが分かるようになる。注意したいのはお酒の飲み過ぎだ。高血圧でない人を
対象に習慣的な飲酒と血圧の関係を調べた結果、週に5回以上飲酒する人は飲酒しない人に比べて、
3年間で高血圧を発症するリスクが2倍だった。血圧が高くなってきたら、飲酒量などを
チェックしてみるといいだろう。また最近発表された睡眠時間と病気に関する複数の調査によると
睡眠時間が短いほど糖尿病、心臓血管障害などによる死亡率が高くなることが分かった。
睡眠不足が続くと起床時に血圧が高くなり、脈が速くなるなど心臓血管系への影響が大きい。
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