クリニックからのお知らせ

■★がんの原因は遺伝子の傷!★ ?
遺伝子診断ができるのは、乳がんになる人が多い家系を詳しく調べた結果、
1990年代に親から子へ遺伝する遺伝子が見つかったからだ。ともにがん抑制遺伝子で、親から傷がついた
遺伝子を受け継いでいると6〜8割の確立でがんになる。多くのがんは、傷ついたがん遺伝子や
がん抑制遺伝子の組み合わせでできる。その組み合わせはたくさんあり、個人によって違う。
同じ臓器にできたがんでもまるで別の「顔つき」となり、悪性度や効く薬の違いを生み出す。
2012年、保存されていた肺がん患者のがん組織をもとに、本来くっつくことのない2つの遺伝子の融合によって
異常な増殖が促される肺がんを発見した。肺がんのなかのわずか1〜2%にすぎないが、このタイプは、
既存の甲状腺がんの治療薬で攻撃できることも突き止めた。今後もさまざまながんで遺伝子の変化の仕方による
タイプ分けが進むだろう。がんと遺伝子は切っても切れないゆえんだ。
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