クリニックからのお知らせ

■★大腸検査・カプセル★ ?
大腸検査は肛門から内視鏡を入れて、腫瘍などがないかを調べるのが一般的だ。医師の技量や
内視鏡そのものの性能が高まっているとはいえ、肛門にチューブ胃を通すという手法に戸惑う人は
多いはず。カプセル内視鏡は腸を撮影するカメラを直径役1センチ、長さ役3センチのカプセルに
詰め込んだ。口から飲み込むと、消化管のぜん動で胃や小腸、大腸と肛門に向かって進む。
小型カメラを前後に備え、視野角は340度超におよぶ。発光ダイオード(LED)が点滅しながら、
内壁の異常を探る。口に含んだ時から撮影がはじまり、最初は1秒間に4枚を撮る。移動速度が速くなると、
同35枚の撮影に切り替わる。胃や小腸も撮れるが、大腸を調べるのにふさわしい性能になっている。
このため、大腸に届いた時間帯の撮影画像を検査に使う。個人差はあるが、約10時間あれば肛門から
出てくるという。撮影した画像は体の外に発信し、腰につけた記憶装置で受け取る。これをパソコンと接続し、
専用の画像解析ソフトで、大腸の壁に異常が現れていないかどうかを調べる。検査制度は従来の内視鏡に
近くなっている。従来の大腸検査では、肛門からカメラを入れるタイプの内視鏡を使った手法が一般的だ。
ただ、抵抗感がある人もいる。医師の技量によっては苦痛を感じ、検査精度が異なる場合がある。
まれに、手術後に腸管が癒着して内視鏡を挿入できないときもある。がんで亡くなった人の原因のうち、
大腸がんは男女ともに上位に入る。だが、大腸がんは男女ともに上位に入る。だが、大腸がんは早いうちに
発見すれば治る可能性が高い。にもかかわらず、大腸がん検診の受信率は約2割にとどまる。
いかに受信率を上げるかが大事だが、従来の内視鏡では限界がある。カプセル型が医療現場で普及すれば、
検査への抵抗感が弱まると期待されている。カプセル型の優れる点はやはり、ただ飲むだけという簡単さ。
痛みや恥ずかしさはない。カプセルの前後にレンズがあるため、盲点になりやすい内側にあるヒダの
裏側の病変を見つけやすくなる。さらに、専用ソフトを使って見つかった腫瘍のサイズを推定し、
パソコン画面上に表示できる。データを伝送すれば、その場に医師がいなくても大腸の遠隔診断が
可能になるかもしれない。
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