クリニックからのお知らせ

■★コレステロールとは★ ?
コレステロールは血液の中にある脂質の一種です。一般に
人体に悪いものというイメージがありますが、実は生命活動の維持には欠かせない
大切な成分です。性ホルモンや副腎皮質ホルモンに利用されるほか、体の細胞の膜を
構成するのにも使われています。主に食べ物から体内に取り込まれたものと、肝臓で
合成されたものが全身を巡ります。なるべく体外に排出せず、再利用しています。
これは狩猟時代など食べ物が十分でなかった時代に、コレステロールをため込んでおこう
と人類が獲得した性質かもしれません。コレステロールは悪玉と善玉に分けられます。
コレステロールを体内の各組織に運搬するのが悪玉で、余ったコレステロールを回収するのが
善玉です。この2種類が体内に微妙なバランスを保っていますが、悪玉が多くなったりして
バランスが崩れると、健康に影響が出ます。余分なコレステロールを善玉が回収しきれなくなると、
血管に蓄積し、動脈硬化などの原因になります。現代は肉や卵、油などコレステロールを
高くする食材を口にする機会が多く、取りすぎになっている人も珍しくありません。
食生活の改善で悪玉を減らし、運動によって善玉を増やすなど、バランスを改善することが
重要です。
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