クリニックからのお知らせ

■★足の冷え・むくみ・血管障害の恐れ★ ?
症状に心あたりがある人は、早めに血管外科などの専門外来に相談しよう。特に静脈の弁は
いったん壊れると、元には戻らない。治療は逆流している静脈を切除するため、体への負担は重い。
レーザー治療が普及して、日帰りで手術を受けられるが、手術後に足が突っ張ったり、
皮下出血が2週間程度消えなかったりして、生活の質(QOL)の低下は避けられないという。
長時間の立ち仕事を避けるほか、弾力のあるストッキングをはくなどで発症や症状が重くなるのを
防ぐ方法がある。静脈性、動脈性の疾患にしろ、痛みやむくみといった症状がほとんどなので特に
高齢者の中には病気に行かず我慢している人も多い。しかし特に動脈の場合は、早期に見つけ治療を
はじめないと死に至る。恐ろしい疾患だ。脳や心臓など全身に関係する血管疾患という認識が大切。
その意味で足の痛みやしびれがまだ出ていない無症状の潜在疾患を見つける必要があるという。
また動脈、静脈の血管障害以外に、神経が原因のこともある。腰部脊柱管狭窄症と呼ばれ、
脊椎にある脊柱管という神経を囲んでいる管が狭くなり、神経が圧迫されて足にしびれや冷えが起きる。
加齢も影響してくるが、椎間板ヘルニア、骨粗しょう症、脊椎の腫瘍などで引き起こされとも
言われている。この場合は整形外科などの専門医で診断を受ける必要がある。いずれにしても、
自己判断は禁物だ。症状が出ているのに「年だから」「冷え性の体質だから」と放っておくと、
深刻な事態に陥る可能性があるのが足の血管障害だ。少しでも不安を感じた場合、できるだけ早めに
血管外科などで専門の医師に相談することが大切だ。
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