クリニックからのお知らせ

■花粉症
いまや国民病ともいえる花粉症。日本人の15%〜20%が悩んでいるといわれる。
原因は花粉症の飛散、とくにスギやヒノキの花粉が主たる原因だが、
カモガヤなどのイネ科植物の花粉、ブタクサやヨモギなどの雑草類の花粉も、
花粉症を引き起こすとされる。花粉症の人の7割以上がスギ花粉が原因ではないかといわれている。
花粉のほかに引き金があるに違いない。自動車や工場の排ガス中に含まれる微粒子などは一例かもしれない。
生活環境の清潔さの向上が花粉症をはじめとするアレルギー疾患を増加させているのではないか、
ともいわれている。きれい好きは、知らず知らずのうちに体の免疫力を変化させ
免疫は常に排除する相手を探している。寄生虫がいなくなり、
排除する相手として花粉などの外来のアレルゲンに向かう。
花粉症の治療には抗ヒスタミン薬などを使う薬物療法や、レーザーなどによる手術療法などがある。
この中で、根治が期待できる治療法として減感作療法がある。
免疫療法の一種で、花粉の抽出液の濃度を少しずつ上げながら注射していく。
いわば花粉に体を慣れさせ、体質の改善を図る方法だ。
花粉と接触するのを防ぐセルフケアも大切だが、日本では花粉症の民間療法も盛んだ。
民間療法の中には有害作用を示すものがあるほか、毒性のある物質を含むものもある。
こうした情報は表に出ないことが多い。また、民間療法をしながら、医療機関で治療を受けていると、
思わぬ弊害が出ることもあるから注意が必要だ。
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