クリニックからのお知らせ

■★気温差と乾燥が肌の大敵★ ?
初期の段階なら市販のかゆみ止めを患部に塗り、かきむしらないように注意すればよい。
しばらくして皮がむけ始めたら、今度はかゆみ止めではなく、尿素系のクリームを塗る。
そうすれば2週間程度で治るという。乾燥するする冬場には「皮脂欠乏症(乾皮症)」も
よく起こる。皮膚表面の水分や脂が減少し、乾燥していくのが原因で、症状は
ひざ下(すね)や太もも、わき腹などに出やすい。皮膚の角質が粉をふいたように
白くカサカサになり、かゆみをともなってはがれ落ち、次第にひび割れてくる。
さらに悪化すると皮脂欠乏症性湿疹を発症することもある。皮脂欠乏症の予防には、
皮膚の保湿が欠かせない。保湿用クリームなどをたっぷりととり、すりこみ過ぎないように
注意して、手のひらでやさしく丁寧に、広範囲に塗るようにする。冬場の肌のトラブルは、
快適な睡眠の妨げにもつながる。エアコンを付けたままにしたり、厚手の下着などもこもこ
した服を着て床についたりすると、睡眠の質に支障が出る場合がある。乾燥や下着の繊維、
ゴムなどが皮膚を刺激し、夜中にかゆみを発症させ、熟睡を妨げるからだ。
加齢と乾燥によるかゆみと不眠の関係について、1日1回、入浴後などにクリームを身体に
塗り、保湿に努め、睡眠中の行動を記録。その結果、夜中に動く回数が減り、熟睡できる
時間が増え、睡眠の質の向上につながることが分かった。皮膚のバリアー機能は加齢と
ともに低下し、若い時期に比べ、皮膚は乾燥しやすくなる。寒いとついエアコンの設定温度
を上げてしまうが、その分、室内の乾燥が進むことにもなる。また、年配者の中には
厚手の下着を身につけて寝る人も多いが、もこもこした繊維は皮膚への刺激が強いため、
肌に優しい素材のものを選ぶよりしたい。部屋の快適湿度は50%〜60%程度だが、
気温が17度以下に下がるとその湿度を保つのは難しく、結果として肌の乾燥が始まる。
気温が下がれば、空気中に含まれる水分量も減るので、加湿器やぬれタオルを利用し、
保湿を心掛けることが大切だ。
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