クリニックからのお知らせ

■★黄熱病に気をつけて★
6月にブラジルで開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)に向けて、厚生労働省が
現地観戦を予定するサポーターらに黄熱病のワクチンを接種するよう呼びかけられている。
黄熱病は重病化すると死亡する恐れのある感染症で、日本が1次リーグを戦う会場も
接種推奨地域になっている。同省は予防接種を受け、安心して試合を楽しんでほしいと
話している。黄熱病はアフリカの一部と中南米地域で特有の病気で、ウイルスを持った蚊
(ネッタイシマカ)に刺されて感染する。発症すると、発熱や頭痛、吐き気などを引き起こし、
重病化した場合死に至るケースもある。世界保健機構(WHO)が黄熱病のワクチン接種を
推奨する地域でW杯が開催されるのはブラジル大会が初めて。観光名所の「イグアスの滝」や
アマゾン川流域の一部も対象となっており、厚生省はW杯で初めて感染症のワクチン接種を
呼びかけた。接種費用は1回あたり1万前後。全国25ヵ所の検疫所や医療機関で受け付けて
いる。日本では黄熱病の感染媒介となる蚊は生息しておらず、国内での感染事例もない。
感染した場合の死亡リスクについて十分に認識されているとはいえない。前回2010年の
南アフリカ大会で現地観戦した日本人は4600人。厚労省は日本代表チームの人気の高さから、
ブラジル大会にはさらに多くのサポーターらが訪れるとみている。
渡航ピーク前の3〜5月は接種希望者で混み合うことも予想されるので、
早めの予約を勧めている。
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