クリニックからのお知らせ

■★高齢者の筋肉の衰えに効く体操とサプリ★
年をとると、骨や関節、筋肉など身体を動かす「運動器」が、うまく機能しなくなる
人が増えます。その原因が加齢とともにみられる筋肉の質と量の低下。筋肉は運動すれば
増やせますが、億劫でもあります。そこで注目されているのが、サプリメント。
最近は筋肉を効果的に維持し増強できるアミノ酸の種類がわかってきました。
人の体の約20%は、たんぱく質からできている。たんぱく質は、食事から接種した後、
消化酵素の働きでアミノ酸に分解される。アミノ酸は血中に入った後に再度、
たんぱく質に合成され筋肉などになる。筋肉の合成には必須アミノ酸が欠かせない。
体内では十分につくれないので食事から接種するしかない。中でも肉類は人体の組織に
近いため栄養バランスがいい。だが高齢になると、豆腐など植物性たんぱく質はとっても
牛や豚など動物性たんぱく質は減る。その結果、筋肉の合成が足りなくなってしまう。
そこで、サプリメントの研究が進んだ。近年では、必須アミノ酸の一つであるロイシンが
筋肉を作る先導役となることが分かっている。日本老年医学会は運動とともにアミノ酸の
接種を推奨している。どうしても運動ができない人は、ロイシンなど必須アミノ酸を
含んだ製品をとるだけでも良い。だが、サプリメントはあくまで補助。誰にでもできる
エクササイズのポイントは「美しい姿勢」。首や背筋、前面の太ももなど重力にあらがう
「抗重力筋群」を鍛える。これをステップに、普段から良い姿勢を保つことが、
抗重力筋を鍛えることにつながる。

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