クリニックからのお知らせ

■★拒食症と過食症★ ?
極端に小食な人、どか食いの人。食事の仕方は人それぞれだが、家族や身近な人の習慣に
急な変化がみられたら要注意だ。若い女性を中心に患者数急増している摂食障害の
可能性もある。病気の初期サインや対処法について、専門家の話を聞いた。
摂食障害には拒食症と過食症の2タイプがあり、発症年齢の若年化が進んでいるのが、
拒食症。ダイエットなどをきかっけに発症し、
周囲からみればやせ過ぎと思えるのに、極端な食事制限を続けるようになってしまう病気だ。
過食症は、正反対の病気と思われがちだが、じつはそうではない。初期症状は拒食症と
同じように食事量の減少がみられるが、やがて反動で「むちゃ食い」をするようになる。
ただし、体重が増えないように、自分で吐き戻したり、下剤を使ったりと不適切な代償行為を
行う。肥満するケースもあるが、多くは通常の体形なので病気が重くなるまで気づかれない
こともあるという。接種障害は、軽症で自然に治癒する場合も多いが、調査では36%が
慢性化してしまい、なかには合併症を起こし死亡する例もある。摂食障害は、誰もが
かかり得る病気。早く気づいて治療を受ければ治るが、重症化するほど治療が困難になる。
専門家のアドバイスをもとに摂食障害の初期のサイン。1日にとる食事の量が減るのは
もちろんだが、揚げ物を嫌がるなど食事の内容にうるさくなる、カロリー計算に精を出す
といった行動が見られる。急に体重が減るため、入浴姿を見られるのを嫌がったり、
ゆったりとした服装をするようになったりすることもある。これらは若い女性には比較的
よく見られる症状で、摂食障害が進むと、食べ物を全部小さく切り刻んで食べたり、
一人で食事をしたりするなど食行動の異常が目立つようになる。イライラして
落ち着かなくなり、家族の関係が悪くなるとった精神面の変化も見られるようになる。
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