クリニックからのお知らせ

■★薬の包装ごと誤飲防ぎましょう★
高齢者らが薬の錠剤を包装シートごと飲み込んでしまう事故が後をたたない。
喉や食道が傷つく恐れがあり、製薬各社は1996年にシートを細かく切り離せなく
する防止策を取ったが、その後も年10件程度の事故が続いている。
家庭や病院で、はさみで切り分けているのが要因とみられ、医療事故を分析する
第三者機関などは「シートは切らないで」と呼びかけている。
国民生活センターによると、患者が薬を包装ごと飲み込んだ事故の相談は、
2009年度までの10年間で計86件寄せられた。誤飲事故は高齢者に多く、
事故は高齢者に多く、自宅だけでなく病院でも発生。
担当者は「認知症の人が家族や看護師のいない間に飲み込んでしまうケースもある」
包装シートはアルミが付いたプラスチック製が主流。そのまま飲み込むと、
角の部分が喉や食道を傷つける恐れがある。体内で溶けないため、病院で内視鏡など
を使って取り出す。命の危険もある。誤飲事故が相次ぎ、ミシン目は縦か横の
一方方向だけにし、1錠ずつ切り離せないよう改良した。それなのにその後も繰り返し
事故が起こるのは、患者や家族、看護師らが服用しやすいようハサミで1錠ずつに
切り分けているのが原因の一つ。一歩間違えば重大な被害につながる。家族や患者、
看護師らは危険性を認識し、1錠ごとに切り分けないように徹底してほしい。
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