クリニックからのお知らせ

■★心房細動の日常生活★
心房細動は不整脈の一種です。心臓の心房が1分間に500〜600回、細かく震えます。
心房細動自体は命に関わるものではなく、比較的ありふれた病気です。
自覚症状がない人も少なくありません。ただ、心房細動の患者さんは血の塊の血栓が
できやすくなり、重い脳梗塞を引き起こすリスクがあります。
75歳以上、心不全、高血圧、糖尿病、過去に脳梗塞になった人などは要注意です。
サウナはやめたほうがいいでしょう。なぜなら脱水になりやすく、血液の粘性が上がって
脳梗塞を引き起こす心配があるからです。ウオーキングはまったく問題ありません。
フルマラソンなどの激しい運動はよくありませんが、早歩で1日30分程度歩くなら、
むしろ積極的にやったほうがいいでしょう。健康上の理想体重をややオーバー
している状態の人は、食事の量をコントロールして少し減量をしたほうがいいでしょう。
アルコールの飲みすぎはよくありません。過労はいけませんが、
適度な疲労ならば問題ありません。両者の線引きは難しいと思いますが、残業した
次の朝、まだ疲れが残っているようなら過労、ぐっすり眠って疲れが取れているなら
適度な疲労です。自分と体の相談しながら判断するようにしましょう。
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