クリニックからのお知らせ

■★好中球減少症★
血液中の白血球の一種である好中球の数が減り、感染症などにかかりやすくなる
状態です。好中球は、体内に入ったウイルスや細菌を殺して体を守っています。
1立方役3000が一般的な値です。500未満になると、感染症にかかりやすくなり、
注意が必要です。なぜ好中球が減るのか。原因は、大きくウイルス感染症、薬剤、
自己免疫疾患の3つに分けられます。多くの人無症状ですが、減少時に高い熱が
出ることこともあります。ウイルス感染症で過剰な免疫反応が起こって、自分の
血球を壊す血球貪食症候群という病気になることがあります。この状態になると、
高熱が出て好中球数が減少します。飲んでいる薬の副作用で好中球が減り、
感染症を起こして発熱することもあります。100を切るレベルの好中球減少では、
重症感染症の併発が心配です。血球貧食症候群には、ステロイド剤などを使って
治療をします。周期的に数値が下がることもあるので。様子をみて原因を調べる
べきでしょう。検査方法は、骨髄液を抜き取り白血球を造る細胞に異常がないか
調べたり、血液検査で免疫の反応に異常がないが調べたりする方法があります。
脾臓の大きさや形に異常がないかを見る超音波の検査もあります。
白血病などの血液の病気が見つかることもあります。原因を調べて、
根本的な治療をすることが大切です。
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