クリニックからのお知らせ

■★健康と白い歯について★
白い歯は、体の健康とともに誰もが手に入れたいものではないかと思う。
かつて、コマーシャルでうたわれていたように、白い歯は憧れの一つではないだろうか。
しかし、歯本来の色は白色ではなく、表面のエナメル質が半透明なので象牙質が
透けて見える黄色がかったアイボリー色といわれている。この色が、日本人の肌と調和が
とれたきれいな歯の色とされており、一人ひとりが個性と同様で異なるものである。
そして、いつまでもきれいな歯でいたいと願い、日々の歯磨きをしていると思う。
乳歯が生えたてのころは、やや青味を帯びた乳白色のことが多く、
ほれぼれとするぐらいである。一方、永久歯は乳歯と比較して、生えてきたときから
やや黄色みを帯びている。程度の差はあるがもしも歯の色が心配な場合には歯科を
受診してほしい。歯の黄ばみは、歯の表面に汚れが付着することでおこる。
飲食や喫煙で付着し、食後の歯磨きで除去できるが、磨き残しができたり、
歯磨きだけでは十分に除去できなかったりする。だからといって、お茶やコーヒー、
赤ワイン、チョコレートなどが好きな人にとっては、簡単に食べるのを控えることは
難しいだろう。喫煙も同様だ。そのような場合や汚れが付着しやすい人は、歯科医院で
クリーニングを受けてもよいだろう。補助的だが、黄色を落とす効果のある歯磨き粉や
付着しにくくするデンタルリンスを使う方法もある。それらはお茶やコーヒ、
赤ワインなどを楽しんだ後、時間をあけずに使うと付着をある程度抑えられる。
ただ、味わいをたしなんだ後は余韻を感じていたいのではとも思うので、
悩むところである。歯の変色は、加齢減少の一つであり心配なものではない。
黄ばみを防ぐのは、毎日の磨きをしっかりすることが大事である。
磨いたつもりと正しく磨けるは大違い。磨いているのに歯が悪くなるのは、
期待通りに磨けていない可能性がある。常々、繰り返していることだが、
かかりつけの歯科をもって定期的なチェックを受けておいたほうがよいと思う。
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