クリニックからのお知らせ

■★筋肉の衰えと栄養★
治療院で目立つのは、高齢者ばかりか、若い人も肩こり、腰痛など整形外科や
運動施設だけでは解消しきれない痛みやこりなどに悩まされてい人もいるから
だろう。IT機器操作による長時間の同一姿勢、車利用による日々の歩数減少など、
体を動かさない生活環境へと追いやられる危険は日常にあふれる。
一方、あまり聞きなれないかもしれないが、老化と並行して体重の減少や体力の低下を
伴う「サルコペニア」に関心が寄せられている。歩行が緩やかでおぼつかない、
転倒しやすい、握力の低下など筋肉量と筋力の衰えは加齢とともに避けては通れない。
これらは主に骨格減少によるものとされるが、その発生にはホルモンや神経系、
栄養状態など多くの因子がかかわっているとされる。日ごろの予防策としては、
痛みがあるときは同じ姿勢を20分以上続けないこと、天気のいい日は散歩を、
そして栄養は十分なたんぱく質と水分、加えてビタミンDの多いものの摂取が推奨
されている。体調が優れないとき、気分がふさぎこんでいるときには食欲の低下を感じ、
あるいは食事への意欲も沸かないだろうが、何はともあれたんぱく質と水分の手当てを
第一に据えたい。鶏卵、魚介、肉類にそれに豆腐。さらに牛乳、乳製品は毎日の食事に
乗せたいところ。たんぱく質とビタミンDがとれる食品の代表は、魚介類。
ベニザケ、シロザケ、丸干しイワシ、イクラ、スモークサーモン、ウナギ、シラス干し、
アンコウの肝などがある。
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