クリニックからのお知らせ

■★口内炎★
春に要注意なのが口内炎。季節の変わり目に
起こりやすいと言われています。たいていは自然に治りますが、大きな病が
潜んでることもあるようです。口内炎は体のバランスが崩れると起こりやすい。
この時期は受験や年度末で、学生、社会人ともにストレス、疲労がたまりがちです。
口内炎は文字通り、口の中にできる炎症の病気の総称だ。代表的なのは、
直径5ミリ以内の丸いぽつんとした潰瘍が一つ二つ出るタイプで、「アフタ」と
呼ばれる。原因は不明だが、体力の低下や栄養不足、口の中の不衛生などが
影響していると言われている。治療は、ステロイド軟膏やのみ薬で炎症を抑えるほか、
ビタミン剤で栄養を補給したり、刺激があまり強くないうがい薬で雑菌を取り除いたり
する。帯状疱疹や単純ヘルペスといったウイルス性の病気も、この時期に多い。
直径1〜2?の小さな凹状のできものが多数できる。免疫力が落ちていることを示す
信号だ。皮膚に出ることもあり、抗ウイルス剤での治療が必要になる。
口内炎が2週間以上たっても治らないようなら要注意。口腔外科など、専門医の受診を
検討したほうがいい。特に注意したいのは、白い口内炎だ。赤い場合も、ただれや
潰瘍など、きちんとした治療が必要な場合もあるが、白色は深刻な病気が潜んでいる
ことがあります。代表例は「口腔扁平苔癬」。白いレース状や網状の模様が口の中に
できることが多い。金属アレルギーの可能性が指摘されているが、原因ははっきり
分かっていない。免疫力の低下で真菌(カビ)がまだらに状に白く広がる「カンジダ症」
は、HIV感染者にも現れることが多いという。口腔扁平苔癬など白い病気は口腔がん
の可能性も考慮する必要がある。きちんと診なければならない。
硬いしこりを感じるようなら、早めの受診を心がけたい。もともと「口は全身の鏡」
と言われ、普段からケアが必要だ。十分な休息をとり、バランスをためない生活を
していれば、一般的なアフタはまず予防できる。働き盛りでカップラーメンばかり
食べていては、口内炎になりやすい。緑黄色野菜やレバー、サバなどビタミン類を
多く含む食材がおすすめ。サプリメントもいいでしょう。歯はあまり強く磨くと
歯茎も傷めてしまうので気をつけたい。
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