クリニックからのお知らせ

■★良い眠りについて★ ?
眠りが浅いと、朝目覚めたときに休息感や充実感が得られない。原因は様々だが、大人の場合
一番多いのは寝すぎだという。加齢とともに、ぐっすり眠れる時間は短くなる。
若いころと同様に8時間以上も寝ていると、睡眠が浅くなり、熟睡感が得られない。
高齢になるほど眠れる時間が減るのは、睡眠と関わりの深いホルモンの量が減るのが一因とされる。
心身ともに健康な人の平均睡眠時間は、10代までが約8時間、成人になると7時間、60代では6時間に
なるという。だんだん短くなるのが健康な証拠。もちろん、個人差はあるので今の自分に合った
睡眠時間を確保することが重要だ。翌日、睡眠不足で困らない程度が目安。毎日同じ睡眠時間
でなくても、1週間くらいで帳尻を合わせればいい。ストレスも睡眠の大敵だ。多くのストレスが
かかるとと体を活動モードにする交感神経が緊張して、眠りが浅くなる。休息モードにして眠りに
誘う腹腔かんかん神経の働きを活発にするには、ぬるめの湯でゆったり入浴したり、アロマや
マッサージなどでリラックスしたりするのがお勧めだ。また、8時間ベストなどという睡眠幻想を
捨てることも重要。睡眠への期待が大きいほど、熟睡できないことへの不安感が大きくなり、
眠ること自体がストレスになってしまう。「寝なければ」ではなく、「眠くなったら寝よう」と
いう程度の気持ちでいるほうが、結果的にはいい眠りが得られる。体には睡眠や活動など
生体リズムを調節する体内時計が備わっており、体温が高い時間帯にはなかなか眠れない。
体のリズムを無視して眠る時間を決めるのではなく、眠くなったら床に就くのが基本。
女性の場合、月経周期も睡眠に影響する。黄体ホルモンの働きで体温が上がる高温期は、
夜になっても体温が下がりにくく、眠りが浅くなりやすい。そもそも眠りは体温との関係が密接だ。
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