クリニックからのお知らせ

■★糖尿病における低血糖対策は?★ ?
糖尿病の治療で最も注意しなければならない副作用の一つが低血糖、
つまり血液中のブドウ糖が少なくなり過ぎることです。低血糖に特に注意が必要な薬は
インスリン注射、SU剤(スルホニル尿素薬)、速攻型インスリン分泌薬です。
薬の量を間違えたり、食事を抜いたり、激しい運動をしたりすると、薬が効きすぎて
血糖が下がりすぎてしまうのです。血糖値が70mg/dLを切ると、体は緊急事態であることを
察知して、血糖値を上げるためのホルモン群を分泌し、その作用で「異常に腹がヘリ」
「冷や汗が出て」「震えがくる」などの症状が現れます。血糖値はだいたい70mg/dLに
下がっています。50mg/dLを切ると、ブドウ糖をほとんど唯一のエネルギー源とする脳が
機能障害を起こし、「変な言動」が現れ、30mg/dLを切ると「ほうっておくと昏睡」となり、
命にかかわります。低血圧について正しい知識を持ち、薬の使い方、食事、運動など、
主治医の指導を守り、「低血糖を起こさない生活」と「起きたらすぐの対応」の意識を
常に持ち続けることが大切です。
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