クリニックからのお知らせ

■★慢性頭痛の薬の飲み方の注意★ ?
慢性的な頭痛に悩む人は多い。日常生活に支障が出ないように、薬物治療が
必要になる場合もある。ただし、服用するタイミングによって効果に差が
出るので注意が必要だ。慢性頭痛にはさまざまなタイプがあり、原因がはっきり
しない場合が多い。この女性のような片頭痛の患者は、日本に約800万人いると
されている。早期に適切な治療をすることが重要。そのうえで、薬の種類によって
適切服用のタイミングが異なることを理解しておくことが大切という。例えば、
鎮痛薬が効かなかったり、頭痛がひどかったりする人が使う治療薬トリプタン製剤。
経口タイプや鼻に噴霧するタイプは、頭痛が起きる前の前兆期には効かないが、
頭痛が始まった早い時期に使うと効果が高い。逆に、痛みがひどくなった2時間後に
飲むなどしても効きにくい。また、エルゴタミンという飲み薬は、前兆期から頭痛の
初期に使うと効きやすい。頭痛にならずに済むこともある。非ステロイド系
消炎鎮痛薬は、前兆期から中等度の痛みが生じた時が適しているという。
ただ、これらの使いすぎは避けなければならない。軽い頭痛で服用していくと、
その人が持っている痛みを感じるレベル下がる。以前は軽い肩こりと思っていたもの
でも頭痛に感じるようになってしまう。過剰な服用が続くと慢性頭痛になう可能性が
あるためだ。「薬物乱用頭痛」といわれる。薬物乱用頭痛を起こすのは、トリプタンや
エルゴタミン、複数の成分による鎮痛剤を一ヵ月後に10日以上の頻度で使っているか
これらの薬や単一成分の鎮痛剤を月に15日以上複数服用している人だ。
3日に1度でも薬物乱用頭痛になります。それならば、頭痛の専門医を受診して
予防薬を使うほうがいいでしょう。予防薬は、頭痛が起きる回数や程度を軽くし、
日常生活への影響を抑えることを目的にしている。β遮断薬やカルシウム拮抗薬、
抗うつ薬などがある。
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