クリニックからのお知らせ

■★ドライアイ★
ドライアイは涙の質や量が低下することで、目の表面の健康が保てなくなる病気。
目の表面はもともと凹凸があり、涙が表面に乗ることで一枚のきれいなレンズになる。
ドライアイの人は涙が目の表面にうまく乗らず、レンズがゆがむため物が見えづらくなる。
主な症状は目が乾く、光がまぶしい、目やにが出る、目がごろごろする、めがかすむ。
涙には殺菌作用があり、少ない状態を放置すれば、目の周りで感染症が起きやすくなる。
悪化すると、慢性的な頭痛や肩こりに発展することもある。治療の選択肢も増えている。
軽度の患者はまず人工涙液タイプの目薬が処方される。最近、目の表面で涙を保持する
「ムチン」の分泌を促す目薬も登場した。重症の場合でも、防腐剤入っていないものを使う
だけで、症状が改善する場合も多い。涙点プラグは目薬で改善しない場合に有効とされる。
「朝、目が開かない」などの症状には、就寝前に目の中に入れる「眼軟こう」が効く。
自分の血液を薄めた「自己血清」は重度の患者に点眼させる。失明などにつながる重篤な
例は少ないが、なかなか治らない慢性疾患。つらかったり生活に困ったりするようなら
医師に相談して症状をみつけてほしい。ドライアイを予防するために日常生活では
どのようなことに気をつけるべきか。PACS(パソコン、エアコン、コンタクト、ストレス)
の見直しだ。コンタクトレンズは長時間の使用を避ける。角膜の神経が鈍り、涙の分泌の
反射も悪くなるからだ。乾燥しにくいシリコーンハイドロゲルのものを選ぶのも良いという。
Topページに戻る