クリニックからのお知らせ

■★脳梗塞を起こす不整脈に注意しましょう★ ?
心房細動があれば、脳梗塞の予防を。特に心房細動に加えて高齢などのリスクが
高い場合は、強く勧めます。リスクが高いのは、高血圧、75歳以上の人、糖尿病や
心不全など既往をもつ人たちだ。脳梗塞の予防には、血が固まらないようにする
抗凝固薬を飲む。これまで、抗凝固薬と言えばワルファリンという薬が一般的
だったが、使いにくい面があった。ワルファリンを飲んでいる間は、効果を弱める
ビタミンKが多い納豆や海藻といった食べ物が食べられない。また、効き過ぎると
出血しやすくなるため、1〜2ヶ月に一度は血液検査をして薬の量の調整が必要だ。
つまり、人によって必要な量が違い、1度に5〜6錠が必要な場合もある。
最近、ワルファリンの欠点を解消したダビガトラン(商品名プラザキサ)、
リバーロキサバン(同イグザレルト)など、新しい薬が相次いで登場した。
新薬は食事制限がなく、一定量でよいうえ、血液検査が必要ない。副作用の面でも、
脳出血のリスクがワルファリンにくらべて少ないなどの特徴がある。ただ、消化器
でのリスクは同程度だという。薬が選べるようになって、脳梗塞の予防はしやすく
なった。家庭用血圧計などで脈拍がわかるので、高齢者は定期的に自分の脈を診て、
乱れるなどおかしく感じたら心房細動がないか検査するのがいい。
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