クリニックからのお知らせ

■★食生活で紫外線対策★
日中は半袖姿で過ごせるまで気温が上がり、強い日差しを感じる時間帯も
長くなる。気象予報は花粉から紫外線情報にかわり、注意を呼びかけている。
外出や園芸作業など、屋外では帽子や日傘を常に携行し、紫外線カット専用の
化粧品を利用するといったきめ細かな対策は欠かせない。一方、睡眠不足や
ホルモンのアンバランス、遺伝的な素因も紫外線吸収に関係しているといわれ、
個人差も少なからずあるようだ。日焼けやシミ、ソバカス、皮膚がんなどの予防
軽減が期待できる食生活も合わせて知ってほしい。紫外線を浴びると体内に
活性酸素が発生し、皮膚細胞を酸化させ、それによってメラニン色素が沈着する
というメカニズムはよく知られている。以前から肌の美容、シミ、ソバカスには
ビタミンCというのがよく知られる栄養の基本。食品や飲料に含まれる
ビタミンCの量を「レモン何個分」と表すなど、レモンはビタミンCの象徴として
定着しているようだ。レモン皮ごと一個およそ、100グラムには100ミリグラムの
ビタミンCが含まれ、これは成人の1日の必要量を十分にカバーできる量だ。
しかし、実際にはその強烈な酸味と果皮に含まれる物質の心配などもあり、
皮ごと1個食べるのは現実的ではない。毎日の摂取となれば次のようなものが推奨
される。いずれも100グラムあたりのビタミンC量(??)は、イチゴ65、
オレンジ40、キウイ69、グレープフルーツ36、夏みかん38、はっさく40、メロン25、
レモン果汁50など。エネルギー(??)を比較すると、多い順にキウイ53、はっさく45
、オレンジ39、グレープフルーツ38、イチゴ34、レモン果汁26となる。
これらの新鮮な旬の果物に共通する味わいは「酸味」「色素」そして「ほのかな甘さ」
このほかに旬を迎える野菜と芋類にも、ビタミンCを含むものがたくさんある。
さやえんどう、カリフラワー、大根やカブの葉、芽キャベツ、小松菜、ルッコラ、
じゃが芋などがその例だ。外からと、内なる自身の体からとの両面で紫外線対策を
しっかり続けたい。

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