クリニックからのお知らせ

■★花粉症は年中注意が必要★ ?
スギやヒノキの花粉症の季節が終わり、ホッっとしている人も多いだろう。
しかし最近は夏に生い茂るイネ科の草が原因で症状が出る例も多く、
花粉症はいつでもかかる「通年病」になりつつある。
どんな気象条件の時どこに飛びやすいかを理解し、日頃から
花粉をできるだけ遠ざけて予防に努めたい。花粉情報サイトにアクセスすると
北海道以外の情報提供は終了したという注意書きが目に飛び込んでくる。
しかし、6月に入っても「重い症状で病院に来る人がいる」6月以降に飛ぶのは
主にイネ科の植物の花粉だ。花粉症を起こすイネ科の植物として、イネのほか
スズメノテッポウ、カモガヤ、オオアワガエリ、ホソムギなどを挙げる。
普段は「雑草」として見過ごしてしまいがちだ。コンクリートに覆われた
市街地には少ないように思えるが、実際にかなり生えている。バブル崩壊や
リーマン・ショックなどで景気が悪くなるたびに放置された空き地が広がり、
繁殖に適した場所が増えたようだ。イネ科の植物は花粉はそれほど遠くまでは
飛ばない。数十メートルの範囲という。雨が降れば花粉は飛びにくいが、
梅雨の晴れ間には雨に抑えられていた分、余計に飛散する可能性があるので
注意が必要になる。イネ科の植物が花粉をつける夏のピークを過ぎると、
今度はキク科のヨモギやブタクサが花粉を飛ばす。花粉症を防ぎ、
症状を防ぎ、症状が重くならないようにするには、自分がどんな物質に対して
アレルギー反応を持つのか血液検査でまずチェックをと勧める。
花粉に反応しているとわかれば、原因となるイネ科の植物などに近づかないのが
一番の予防法になる。通勤路は、雑草が多い場所を迂回する。土手などの散歩や
ジョギングは避ける。やむを得ない時は、草の近くを通る時だけマスクをする。
草刈りは花が咲く時期よりも前に終える。症状が出たら、抗ヒスタミン薬などで
抑えるのが一般的。
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