クリニックからのお知らせ

■★過活動膀胱について★
急に我慢できないほどの尿意をもよおす病気です。昼も夜も頻尿になります。
患者数は国内で810万人との推計もあります。女性の場合、加齢や出産で膀胱や
尿道を支える筋肉が伸び、弱くなることで起こるとかんがえられています。
治療法は膀胱の収縮を抑える抗コリン薬を服用します。これで6,7割の人は
症状が改善するとのデータがあります。ただ、口の渇きや便秘などの副作用
があります。緑内障は、眼球内の液体を排出する部分がふさがる閉塞隅角型で、
治療を受けていない人が、この薬を飲むと眼圧が上昇し、失明する危険が
あります。このタイプの緑内障や抗コリン薬の副作用が強い人は、交感神経を
刺激して膀胱をゆるめる別の治療薬があります。「β受容体刺激薬」と
いいます。効果はほぼ同じで、副作用は少ないと考えられています。
仰向けや椅子に座った状態で肛門や膣をしめる骨盤低筋体操、尿意を感じたら
日常生活での注意としては尿道をしめて我慢する膀胱訓練も有効です。
軽度から中等症なら2,3ヶ月で約7割の人が改善します。薬による治療もすれば、
より効果的です。水分の取り方で注意することは。1日3回の食事に加え、
1リットルの水分補給が目安です。多くの人は薬の治療で効果が出ますので、
のどが渇くほど水分補給を我慢してはいけません。

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