クリニックからのお知らせ

■★ひざの痛み★
年齢とともに膝の痛みが気になり始めてきます。ひざの痛みで代表的な
病気は変形性膝関節症。ひざ関節の軟膏がすり減って関節が変形し、
痛みが出る。ただ痛みがある段階では、軟骨がほとんどなくなり、
症状としてはだいぶ進んでいる可能性がある。痛みが強くなくても、
ひざの曲げ伸ばしや正座がしにくくなったり、朝にひざがこわばってスムーズ
に動かなかったりする人は要注意。O脚が進んでいる人はリスクが高い。
ひざへの負担が大きくなり変形性膝関節症の原因になりやすい。
肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)、過去にひざの靭帯を
損傷している人も起きやすいと言われている。筋力の衰えとひざの痛みには
密接な関連がある。階段を下りる際の足の動きが心もとなかったり、
立ち上がるときにぐらついたりする人は筋力が落ちているかもしれない。
自宅で筋力訓練するといい。ジムなどに通う必要はなく簡単にできる。
例えば両足を伸ばして床に座り、太ももにぐっと力を入れ、約10秒したら
力を抜く。この動作を左右で計10回繰り返すと効果があるという。
ひざの痛みで考えられる病気はほかにもある。大腿骨内顆骨壊死症。
詳しい原因は分かっていないが60歳以上の女性に多いとされ、突然強い痛みが
出る。家事や外出もままならないならば、受診したほうがいい。関節リウマチも
女性に多い。ひざだけでなく、手の関節などが痛むことが多い。痛みが左右対称に
起きるのも特徴のひとつだ。逆に男性に多いのが痛風。足の親指が痛むのが典型的な
ケースだが、痛みがひざから出ることもあるという。動くと痛みが起きやすい
変形性膝関節症に対し、関節リウマチや痛風は安静にしていても痛いことが多い。
ひざの痛みに加え、体温が上がり発熱があるときは化膿性関節炎かもしれない。
けがなどをきっかけに、関節の内部で細菌感染が起きることが原因になる。
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