クリニックからのお知らせ

■★夏の結膜炎の予防策★ ?
とはいえ治療するまでの間、結膜炎をいかに他人にうつさないかを考えるのは大事なエチケット
最も多いのが涙などを介した接触による感染だ。感染者の涙や目やにがついたドアノブや机、
電車の手すり、タオルなどを自分の手で触り、目をこすったりすると、うつりやすい。普段
コンタクトレンズをしている人は結膜や角膜の傷からウイルスが侵入し、感染しやすいようだ。
予防法としては、まずは清潔にすることを心がけたい。外出先からの帰宅後や感染者が触った
ものに触れたらきちんと手洗いをする。タオルや枕、点眼薬などを感染者と共有することも
避けるべきだ。他の人にうつさないためには風呂は家族で最後に入る、湯は交換し、浴室などを
きれいに掃除しましょう。プールで泳いだ後の洗眼の是非について、洗眼器で目を洗ったことが
ある人も多いだろうが、その効果を疑問視する声もある。感染予防のためゴーグルの着用を勧めて
いる。感染したらなるべく他者との接触を避け、学校や職場などでの感染拡大を抑えたいところだ。
学校保健安全法では、流行性角結膜炎などは医師の判断で感染力がなくなったとされるまで
一定の期間、登校を禁じている。大人でも発症が分かり次第、仕事を休むのが望ましい。
アデノウイルスに感染したかどうかが数分で分かる簡易キットを備えている病院は多く、
症状を自覚したらなるべく早く眼科で診察を受けよう。感染性とは別のくくりとして、
結膜炎にはほかにアレルギー性結膜炎がある。こちらは、スギ花粉が多く飛ぶ春先に発症
する人が多い、最近の傾向としてはハウスダストやダニなどが原因となり、1年中、アレルギー性
結膜炎に悩まされる人が増えている。目の充血や目やになどの症状は感染症と共通するが、
感染症ほど症状がひどくはならないことが多い。大きな違いは目やまぶたがかゆくなることで、
我慢できず目をかいてしまうと症状が悪化する恐れがある。抗アレルギー成分を含む点眼薬で症状を
抑える。事前の予防策は、スギ花粉が飛び始める前に点眼を始めるといいとの意見もある。
外出時には花粉対策用のゴーグルをしたり、部屋をきちんと掃除したりするなどの対策が効果的だろう。
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