クリニックからのお知らせ

■★耳鳴り★
耳鳴りが強くなると、眠れなくなったり、憂鬱な気分になったりして生活に支障をきたします。
ストレスで症状が悪化してしまうケースもあるようです。耳鳴りは、加齢にともなう難聴で
起こることが多いです。実は、まったく音がしないところにいくと、ほとんどの人は耳鳴りが
聞こえる。通常は音が小さいため、周りの音に消されてしまっている。しかし、難聴になると
音を調節する機能が変化し、大きく聞こえるようになるという。音は、耳の中にある蝸牛という
部分で電気信号に変えられ、聴神経を通って脳に伝わる。この蝸牛に障害が起こると難聴になる。
一般に年をとると高い音から聞き取りづらくなり、高い「キーン」という音が聞こえ出す事が多い。
ストレスや不安で、耳鳴りが悪化することもある。ストレスを感じると、脳の中のいら立ちや怒り
をつかさどる部分の働きが活発になり、耳鳴りの不快感をより強めてしまう。最近、以前から
聞こえていた耳鳴りが特に強くなってきたと感じる人は、ストレスが関係しているかもしれない。
治療はまず、こうした耳鳴りが起こる仕組みについて説明を受け、理解することから始める。
説明は受けただけで安心して気にならなくなる人も多いという。音を聞かせて耳鳴りを気に
ならないようにする音響療法という治療法という治療もある。耳鳴りをゼロにすることは難しいが、
治療を続けることで症状が軽減し、気にならなくなる人もいる。耳鳴りを訴える人の中には睡眠
障害やうつ病を伴うケースもあり、抗うつ薬などを使うこともある。一方、若い人も突発性難聴や
メニエール病などになると耳鳴りが起こる。片耳の耳に急に起こった場合や、耳鳴りの音が
強くなったり、弱くなったりする場合は、これらの病気の可能性がある。脈拍に合わせ
「シャー、シャー」というような音が聞こえる状態が続くときは、脳の腫瘍や血管の病気の
恐れがある。まずは耳鼻咽喉科の専門医を受診して、大きな病気が隠れていないか検査を受けて
ほしい。
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