クリニックからのお知らせ

■★夏風邪★
原因ウイルスは200種類以上ありますが、夏は主に高温多湿な
環境を好むアデノウイルスなどに感染して発症します。6〜9月ごろ、鼻水や熱などの
症状が出ます。まれに激しい頭痛や嘔吐の症状が出る髄膜炎になることもあり、
侮れません。治療法は。病院でくしゃみ、鼻水を止め、解熱の効果がある感冒薬を
もらって休養すれば、通常は5日ほどで治るでしょう。ただ、風邪では、細菌をやっつける
抗生物質は効きません。家で休むときは、脱水症状に気をつけて下さい。冬は体を温め汗を
かいて治す人が多いですが、夏は水分補給を十分にして下さい。夏風邪のウイルスは、
くしゃみや、握手、電車のつり革などからうつります。冬はインフルエンザを気にして
手洗いやマスクをする人が多いですが、夏は意識が低いものです。夏も手洗いを徹底し、
家族内でのタオルの共有は避けましょう。感染すると免疫がつくので、1年の短い期間で
繰り返すことはありません。別の原因の可能性があります。別の原因とは。夏は屋内外の
温度差が大きく、自律神経が乱れて風邪のような症状になることがあります。
カビによるアレルギーやイネ科の植物の花粉症も考えられます。長引くせきなら、
結核やぜんそくの疑いもあります。夏の間に何度も繰り返す人は、風邪薬を飲み過ぎて
いないか点検をして下さい。薬には興奮剤なども入っており、やめると多少だるくなります。
ぶり返したと勘違いすることがありますから。
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