クリニックからのお知らせ

■★機能性ディスペプシア★ ?
日本消化器学会などは今年4月、診断や治療法をまとめた診療指針を作った。
指針によると、治療は生活習慣の改善と薬が中心になる。まず規則正しい生活を
心がけ、睡眠不足にならないようにする。1日3回決まった時間に食事をし、
夜食は避ける。脂っこい料理を食べすぎていないかなどメニューに気を配り、
問題があれば改善する。薬物治療では、胃酸の分泌を抑える薬や胃の働きを
活発にする薬が使われる。昨年5月には、胃の働きを活発にする新しいタイプの
アコチアミドという薬が適用となった。症状にあわせて抗うつ薬や抗不安薬が
えらばれることもある。ピロリ菌に感染している人は、除菌することで症状の
改善が期待できる。ただ、治療の効果には個人差がある。
どの治療も効果が出るまで少なくとも1か月ほどかかる。粘り強く必要があり、
自身の行動を振り返り、どんな行動をとればよいのか考える認知行動療法や、
言葉をイメージして緊張する場面でもリラックスできるようにする自律神経を
受ける。症状を気にしすぎると、さらに悪化しすぎかねない。医師との対話
を通じて不安を解消することで治療効果もあがる。
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