クリニックからのお知らせ

■★機能性ディスペプシア★ ?
検査で異常は見つからないのに、つらい胃もたれや胃痛が続く。その状態を
機能性ディスペプシアと呼び、病気としてとらえるようになった。昨年に
治療薬が公的医療保険の適用になり、今年は学会が診療指針を公表した。
薬や生活習慣を見直すことで改善できるという。がんや潰瘍などの異常がない
のに、胃痛や胃もたれが続く病気だ。国際的な診断基準では、食後のつらい
胃もたれ、すぐに満腹になる、みぞおち部分の痛み、みぞおち部分が
やけるような感じがする、の四つの症状のうち、一つ以上が六ヶ月以上前に
始まり、三ヶ月間続く状態を指す。こうした症状は、食べ物が入っても胃が
十分に膨らまない、胃の働きが弱く、長く胃に食べ物が残っている状態が続く、
胃酸に対して敏感に反応する、などで起こる。原因は、ストレスや生活習慣の
乱れから胃の働きを調節する自律神経のバランスが崩れて起こるほか、感染症が
きっかけになることもある。国内では、健康診断を受けた人のうち10%〜20%が
該当するという調査がある。中には、仕事に支障が出たり、外で会食できなく
なったりする人もいる。病気と認識せずに我慢を続けてしまうケースや、
病院でも気のせいといわれたり、一ヶ月慢性胃炎と診断されたりすることが多かった。
この10年ほどで国内でも研究が進んできてる。
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