クリニックからのお知らせ

■★インフルエンザ薬がエボラ出血熱で注目★
注目を集めているのは、富士フィルムの傘下の富士化学工業が開発したインフル薬「アビガン」
(一般名ファビピラビル)本来は新型インフルエンザの治療薬だが、エボラ熱の治療にも効果が
あるのではないかとの英国やドイツの研究をもとに各国や研究機関が着目。富士フィルムにも
WHOのほか海外から問い合わせが相次いでいるという。富士フィルムによると現在、
エボラ熱の患者2万人以上に投与できるだけの在庫があるという。要請があれば継続的に製造、
供給できる体制を整えたとしている。従来と異なる作用でインフルエンザウイルスの増殖を
防ぐのが特徴で、従来薬が効かない場合に使う「切り札」として開発を推進し、
今年三月に厚生労働省から条件付きで製造販売承認を取得した。その直後に重なったのが、
エボラ熱拡大だった。富士フィルムが目をつけたのは新型インフルだけではない。
フィルムに使うコラーゲンに関する技術が生かせる再生医療事業にも積極的だ。
新型インフル薬が大化けするかは不透明だが、富士フィルムの医薬事業が世界の製薬業界の
台風の目となることは間違いない。

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