クリニックからのお知らせ

■★心筋梗塞★ ?
心筋梗塞は、心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が詰まり、血流が止まって心筋が
壊死(えし)する病気だ。冠動脈内にプラークと呼ばれる脂質がたまり、
それが破れると血栓ができる。血栓で冠動脈が詰まり心筋梗塞が起きる。
主な症状は胸や上半身の痛みだ。胸を締め付けるような激しいケースが
多いものの、首や背中、腹部に痛みを感じることもある。痛みは通常15分以上
続く。こうなったら急いで救急車を呼び、専門医がいる病院へ行く必要がある。
早く、必要な治療を受ければ、生存率が上がり、重い後遺症も避けられる。
狭心症でも似たような痛みがある。狭心症と分かっている人は、狭くなった冠動脈を
広げる薬のニトログリセリンを服用すれば治まる。心筋梗塞は冷や汗や吐き気、
呼吸困難を伴う場合もある。自分は死ぬかもしれない、という強い不安感も心筋梗塞
の特徴だ。病院に到着後、最初に受けるのが心電図検査、検査前に鎮痛剤で痛みを
抑えることもある。検査は症状が狭心症と区別するのが目的。狭心症の場合は、
病院に着いたときには心電図は正常に戻っていることが多い。心筋梗塞では心臓の
電位が大きく上下に動く特徴的なラインを描く。このとき血液も採取する。
心筋梗塞では心筋細胞が破壊されて酸素が血中に漏れ出す。
この酸素の生む有無を調べる。ただ発作から酸素が検出されるまで4〜5時間かかる
ことが多いため、繰り返し血液を調べる。最後に冠動脈にヨード造影剤を注入し、
血管の詰まり具合を撮影して心筋梗塞だと判定する。さらにカテーテルを通じて造影剤
を注入する。心筋梗塞と診断されれば、冠動脈の血流を再開させる治療が始まる。
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