クリニックからのお知らせ

■★朝晩の指のしびれ★
夜中や朝になぜか手の指がしびれる。こんな自覚症状があったら、まずは手根管
(しゅこんかん)症候群を疑ってみるべき。毎日の家事や仕事にそれほど影響が出ない
からと、放置してしまう人も多い。ただ、症状が悪化することもある。
中は親指の筋肉が落ち、物をうまくつかめなくなることもあるので注意が必要だ。
最初は朝晩の痺れだったが、やがて日中もしびれが取れず、物を触る感覚がなくなってきた。
箸やボールペンをよく落とすようになった。一般に手の指にしびれが出る症状の原因には、
脳の血管障害、頸椎(けいつい)の障害、糖尿病がある。しかしそれとは別に、
小指以外にしびれがあるのならば手根管症候群が考えられる。主に夜中や朝方の寝起きに
指がしびれる症状で、親指、人差し指がしびれる症状で、親指、人差し指、中指、薬指に
しびれが出るのが他の障害によるしびれと大きな違いだ。多くは両手の指にしびれがおきると
いう。ほとんどが原因不明の突発性。分かっているのは年配の女性に多く、妊娠中の女性
なども発症しやすい点だ。では、指のしびれをそのままにしておくとどういう影響が出るのか。
症状はそれほど悪化しないそうだ。しかし仕事や家事で手や指を激しく使ったり、手首を
骨折したりすると症状が悪化しやすい。周辺に腫瘍ができたり、長期間の透析により、
たんぱく質がたまったりする時も要注意だ。重症になると神経への圧迫が続き、手や足の
しびれで目が覚める、鋭い痛みを感じる人もいる。そのまま放置していると、親指の付け根の
筋肉が萎縮し、物をつかめなくなる。筋力もしびれも完全に回復させるのが難しくなるという。
今は機械を使って手首の筋肉を動かす信号の伝達速度を計測して客観的に判断するのが確実な
診断方法。専門の病院で診断を受けるのが大切だ。
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