クリニックからのお知らせ

■★くすりを正しく使うために★

副作用の原因には、くすりの成分の影響や患者さんとの体質との相性、
くすりの使い方の間違いなど、いろいろあります。くすりを使ったあと、
いつもと違う症状がおきた時は、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。
かぜ薬を飲んだ後で、体調は良くなったものの、とても眠くなることが
あります。これは主に抗ヒスタミン薬の影響です。抗ヒスタミン薬には、
鼻水やくしゃみを抑える「主作用」のほかに、眠くなるという「副作用」
が出るこちがあるからです。このように、くすりの本来の目的である有効な
作用を「主作用」、期待しなかった作用を「副作用」といい、すべての薬は、
その両方の作用を併せもっています。副作用には、くすりの成分が患部以外の
ところに作用して、その影響が出るケース。胃の具合が悪いなど、体調が
よくなかったために影響が出るケース、アレルギーなどがあることを知らずに、
くすりを使ったケース、くすりの使い方を間違えて、多く飲んでしまったような
ケース、ほかのくすりと一緒に飲んで、その影響が出たケース、副作用の症状にも
、眠気、のどの渇き、発疹、かゆみ、胃痛、吐き気、めまい、けいれん、下痢など、
さまざまなものがあります。症状によっては、同じくすりを飲み続けると危険な
場合もあります。また、病気によっては、治療を優先するため、医師が様子を
みながらくすりを使用することもあります。こうした場合には、自己判断でくすりを
やめると、病気が治りにくくなってしまうこともあります。いずれの場合も、
くすりを使用した後でいつもと違う症状がみられたら、まず医師や薬剤師に相談
してください。また、ほとんどの製薬企業には、くすりに関する相談窓口が設置されて
いますので、わからないことがあればたずねてみてください。

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