クリニックからのお知らせ

■★アルツハイマー病予防★
認知症の半数を占めるアルツハイマー病は、脳の中に異常なたんぱく質がたまって記憶の障害が
起こる。その意味で脳の病気であり、いわゆる加齢に伴う記憶低下とは異なる。薬でアルツハイマー
病を予防できないかと考えるが、残念ながら研究途上にある。効果が確認された薬はまだ開発
されていない。予防や治療の研究の進展に期待しているが、生活習慣が予防に役立つ面はある。
例えば、糖尿病などの生活習慣病は、アルツハイマー病の危険因子であるとされている。
運動習慣もアルツハイマー病と関連がある。週3回以上体を動かしている人は、そうでない人と比べ
発症の危険性が低下するという。生活習慣病にかからないような適切な食生活や運動習慣は、
長い目で見ればアルツハイマー病の発症予防にいもなるのだ。また、喫煙もアルツハイマー病の発症に
関係していることがわかってきた。どのように影響するのか詳しいメカニズムは不明だが、喫煙者では
この病気にかかる割合が高くなることがわかっている。生活習慣を整えれば必ずアルツハイマー病が
防げるというわけではない。しかし、その可能性があるとすれば試してみるのがよいだろう。
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