クリニックからのお知らせ

■★膀胱炎の原因と治療★
膀胱炎になる原因は、尿道に近い肛門付近にいる大腸菌などの腸内細菌が、尿道から
膀胱に入って炎症を起こすためです。通常なら排尿時に尿で菌が洗い流されるのですが、
尿意を我慢していたり、免疫力が低下していたりすると菌が膀胱内で増えてしまいます。
女性は尿道が短いため、菌が膀胱に達しやすいのです。治療法は抗生物質を飲めば残尿感や
排尿通などはすぐに治まります。菌を完全に殺すためには、3〜5日間は薬を飲み続ける
必要があります。尿を調べれば原因の菌が特定できるので、その結果によって薬を変える
こともあります。予防法はとにかく尿意を我慢しないことです。夜間の頻尿はつらいですが、
排尿によって菌を洗い流すことが重要なので、まめにトイレに行くようにしてください。
また、免疫力を落とさないため、患部をなるべく冷やさないようにしましょう。炎症を
起こす菌が毎回決まっているのなら、一ヶ月程度、予防的に少量の抵抗物質を飲んでもらう
こともあります。抗生物質を飲み続けると、耐性菌が出てくる恐れはあります。症状はあるが
尿中に菌は出ていない場合は、抗生物質ではなく、漢方薬で症状を和らげる方法もあります。
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