クリニックからのお知らせ

■★長引く胸焼けや違和感の原因疾患には!★
食後に胸焼けは逆流性食道炎のこともある。痛みの原因は酸性の
強い胃酸が逆流することによる食道のただれであり、暴飲暴食が続くと
胃の入り口で逆流を防ぐ筋肉が緩み、胃酸が食道まで逆流する。胸焼けは、
げっぷと一緒に酸っぱい液体や苦い液体がこみあげてくる。正体は
胃酸などで、健康なら逆流しても食道のぜん運動で胃へ戻すことが
できるが、この働きも落ちて胃酸が食道にとどまる時間が長くなると
粘膜に炎症がおきる。誰でもなる可能性はあるが、特に肥満気味の
中高年男性は要注意だ。防ぐには暴飲暴食や早食いをやめ、就寝前の
3時間は食べないようにするなど、食習慣の改善が一番。便秘だと胃が
圧迫され、逆流しやすいので便秘の改善にも努めたい。胃酸を抑える
薬として強力に胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬)を使い、
多くの場合症状は改善する。一方で食道には炎症がないのに知覚過敏で
胸焼けを感じる。非びらん性胃道逆流性(NERD)もある。
この病気は食習慣の見直しと併せてストレス軽減も大切。片方の胸の
皮膚の表面に強い痛みやピリピリする感じがあり、そのあたりに発疹が
出たときには帯状疱疹を疑ってみる。発症を抑えるには、免疫力が低下
しないよう過労を防ぐ。症状が出てしまったら、慢性的な痛みが残らない
よう早めに皮膚科を受診するのが望ましい。30代から50代の女性が、
安静にしていても胸が締め付けられるように痛む「胸痛発作」が起き、
水を飲んでも治まらない場合は、微小血管狭心症かもしれない。
少し聞き慣れないこの病気は、圧倒的に女性に多い。通常の狭心症が
心臓に酸素や栄養を送る冠動脈という太い血管が詰まって起きるのに対し、
心臓の血管の中でも非常に細い血管に問題が起きる。月経不順や更年期の
女性ホルモンの急激な低下、冷え、ストレスなどが引き金になる。
予防のためには、引き金となりやすい冷えや睡眠不足をなくし、ストレスと
うまく付き合うことも大切。胸が痛くなる病気はほかにもある。
例えば、肺の一部に穴が開き漏れた空気が肺が圧迫して痛む気胸(ききょう)。
胸から脇腹、背中にかけて起こる突発的な痛みは、肋間(ろっかん)神経痛
のこともある。
Topページに戻る